C-2 企業研究とは何か Light
マイストーリーと企業との合致
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就活生の悩み
企業研究とは一体何なのでしょうか。
まずは、企業研究の目的から考えましょう。
名著で就活の提案(名著の教え)
企業研究の正しい目的は、本当の志望先を見出すこと
です。
A-7で説明したようなミスマッチを回避するために、本当の志望先を見出すことが重要です。本当の志望先を見出す為に、本質的な自己分析を行い、マイストーリーを設定し、自分の中での仕事の位置づけ、企業の評価基準を明確化します。
ここから、企業研究とは、「マイストーリーや自分の企業の評価基準との整合性を確認する作業」
と言えます。※マウスオーバーで拡大
整合性の確認
マイストーリーの各要素と企業が合致するのかを確認しましょう。マイストーリーの各要素と企業が合致するのかを確認するために、企業理念、中期経営計画、アニュアルレポートや決算短信等により、企業のビジョンやビジネスモデルおよび将来計画を参考にします。ここから企業のコアが明らかになります。そうすると、マイストーリーと自分のコアを見比べて、「自分が目指す方向に進めるか」、「より具体的には自分が得たい能力の獲得や経験をできるか」で判断することができるようになります。
補足
なお、この際、志望先企業の一つが見つかったとして、その企業の求めている人物像と自分が適合しているかも、確認しておく必要があります。企業の求める人物像の評価基準と自分が全く合致していない場合は、内定獲得の可能性がかなり低くなります。
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基盤とした名著
五輪書の「火の巻」では、戦う場の特性を常に自分に有利にもっていく「場の勝ち」、戦いの主導権を握るための「三つの先」、さらに敵が打ち出す前に抑える「枕のおさえ」を説きます。
つまり、相手をよく知った上で、敵の構えを動かし、敵をゆさぶるための心理戦も駆使して、敵が崩れる一瞬を逃さずに勝つというもの。 確実に勝利に結び付けていく「勝利の方程式」を徹底的に追求しぬいた名著。
この教えを基盤とし、相手を理解し相手の出方=相手の求めることやニーズを的確に把握することの重要性の示唆が得られます。