S-3 はじめるまえに
名著で就活の構成とポイント
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名著の教えから導く就活の本質
多くの先輩達は、就職活動を行う際、ネット情報が混在し様々な体験談が錯綜し、どのように就活をすれば良いか困った経験をしてきています。
しかし、名著で就活では、本当の自分と志望先に出会うための考え方や方法論が体系化されています。
一つひとつの章につながりがあり、最後にはあなただけのストーリーという名の大樹が育ちます。
内容に入る前に、名著で就活の構成とポイント見ていきましょう。
下図が名著で就活の全体像のイメージです。全体を木で表現し、各章を根・幹・枝葉とすることで、各章のつながりと重要度を示しています。
根に位置するものは、就活において一番抽象的かつ基本的な心構えが養われます。
幹の部分では、あなただけのキャリア設計を行い、本当の自分、本当の志望先を見出します。
枝葉では、内定を獲得するための戦略・戦術を紹介します。
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各章ごとに、肝となる定義や考え方を整理し、その上で方法論を提示しています。その後、各章の理論をさらに理解するために事例を提示します。
ただし、根にあたる「就職活動(A章)」は、定義・考え方のみとなるため少し抽象的な内容が続きます。
また、使用する媒体を考慮し、Light版とFull版の二パターンを準備しています。用途に合わせて活用ください。
Full版:ノートPC用 じっくり取り組むためのもの。デフォルトはこちら
Light版:スマートフォン用 移動中に確認したり、手軽に要点を確認するためのもの
なお、はじめにの章(S章)とおわりにの章(Z)は、FullLとLight版共に共通です。
名著で就活を取り組むにあたり、留意して頂きたいポイントは二つです。
1.各章の内容は本質的な領域に踏み込んだことで重たい内容となっています。
そのため、一気にざっと読むよりも1日あたり2-3記事程度にして、じっくり読み進めることをおすすめします。
2.全編にわたって本質的な思考力を養うことに意識を置くことです。
これから先、あなたが出会うものは、就活においても仕事においても正解のないものばかりです。
これに対しての答えは、本質的な思考力=価値観に根差した深い考えをもとに、意義や論理を突き詰める力であなたなりの考えを出す
しかありません。
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難しいと感じると思いますが大丈夫です。名著で就活に真剣に取り組むことで、自然と本質的な思考力も養われる内容となっています。あなたが輝く人生を送ることができるストーリーを構築していきましょう。
今回のポイント
1.就活ペディアの構成は根っこ・幹・枝葉に分かれ、各章ごとに考え方や方法論を盛り込んでいる
2.1日2〜3記事のペースでじっくり読みこむことを推奨
3.本質的思考力を養うことに意識を置く
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基盤とした名著
「実存主義」という新たな思想を立ち上げた名著。
「人間の本質はあらかじめ決められておらず、実存(現実に存在すること)が先行した存在である。だからこそ、人間は自ら世界を意味づけ行為を選び取り、自分自身で意味を生み出さなければならない」と高らかに宣言した本書は、その後世界中で著作として出版され、戦後を代表する思想として広まっていた。
つまり、最も重要なことは「意味・価値」を見出す思考・行為であり、サルトルの主張を基盤として、Life Doctor Campusでは最も重要な能力として「本質的な思考力」をと呼んでいます。
三段階の法則という「あらゆる概念や知識は神学的段階・形而上学的段階・実証的段階」の三つの段階を経ることを論じた思考様式に関する名著。
これを個人に落とし込めば、神学的段階は個人の価値観や思想の段階、形而上学的段階は個人にとっての意味や意義の段階、実証的段階は具体的な形式の段階となります。
これはサルトルの実存主義による主張と類似しており、本サイトの本質的な思考力の定義の背景にある名著です。