E-2 採用活動におけるESの位置づけ Light
投資提案資料への変貌
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就活生の悩み
採用活動において、ESはどのような役割を持つのでしょうか?ESの役割を考えることで「ESをどのように活用すべきか」という戦略的な考えを深めましょう。
名著で就活の提案(名著の教え)
採用活動において、ESは2つの役割を持ちます。
1. スクリーニングの役割
ここでのスクリーニングとは、1次審査として、次のステップに進む応募者を絞り込むために使用される「絞り込み」を指しています。絞り込みに当たっては、企業は、最低限の論理性などといった一定の基準をもとに、応募者のスクリーニングを行います。
2. 質問コントロールをする役割
ESは「面接における質問をコントロールする役割」
を持っています。
企業は、面接時においては、ESの内容を深堀するような質問を行い、その質問を通じて、あなたを深く理解しようとします。
表面の論理だけを確認する1次スクリーニングに対して、内容の吟味(長期投資に見合うか等)を行う、より重要な使われ方をします。
つまり、2次審査以降に進み、面接という段階に進むと、あなたにとって、ESは「投資提案資料」
になるわけです。そこでは、ESが質問の素材
となり、あなたはすべての質問に対して自分に投資すべきだと説得をする必要があります。
投資説得のためには、何をどのように答えるかはもちろんこと、「どの点について質問してもらうか」、「どのような質問をしてもらうか」、「それらを通じて、どのように自分が投資対象として適格かを説得するか」ということすらも考えることで最大限効果的な説得が可能になると思います。
言い換えれば、短い面接時間の中で無駄なく最大限効果的に投資の説得を行うために、「質問をコントロール」
する必要があります。※マウスオーバーで拡大
そのため、ESを単なる論理性チェックの一次審査で使用するものと捉えるのではなく、二次審査以降においては投資提案資料に変貌し、質問もそれに沿って行われる極めて重大なもの
、と捉えるべきではないでしょうか。
ESを上手く活用して、効果的な質問のみが出るようにコントロール
することで、最大限効果的な面接(プレゼン)を行うことができます。
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基盤とした名著
五輪書の「火の巻」では、戦う場の特性を常に自分に有利にもっていく「場の勝ち」、戦いの主導権を握るための「三つの先」、さらに敵が打ち出す前に抑える「枕のおさえ」を説きます。
つまり、敵をよく知った上で、敵の構えを動かし、敵をゆさぶるための心理戦も駆使して、敵が崩れる一瞬を逃さずに勝つというもの。
確実に勝利に結び付けていく「勝利の方程式」を徹底的に追求しぬいた戦略・兵法の名著。
相手の目的を知り「場の勝ち」を実現するべく、こちらが勝てる戦場に相手を誘い込むための考え方の構築の基盤としています。