C-5 個別の企業研究(候補業界の選択) Light
IR資料分析という最善手
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就活生の悩み
業界の取捨選択を行い、残った業界の中で、自分の企業の評価基準と合致する業界を選ぶにはどのようにすれば良いのでしょうか。
名著で就活の提案(名著の教え)
取捨選択で残った業界を選ぶには、その業界の代表的な企業の企業研究を行い、各業界をより深く理解することが重要です。
そのために、各業界の代表的な企業について、企業HP、IR資料を用いて企業研究を行います。
業界の選択の手順をまとめると、以下のようになります。
①企業理念から、企業の価値観を確認し、マイビジョンと照らし合わせ、価値観が一致しているかを確認する。
②決算説明会資料やアニュアルレポートから、財務状況や歴史を確認し、現在の状況やビジネスモデルを把握する。
③中期経営計画から将来の方向性と今後必要となる人材像を読み取る。
④全体から、企業が求める人材像を導き出す。
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各業界の主な企業研究を行い、最も適合する企業が存在する業界、または適合する企業が多い業界が、あなたが志望すべき業界ということになります。
補足
このように、残った業界を選ぶ段階においてもなお、IR資料などによる「机上分析」で完了できます。
むしろ、企業説明会などでは得られない情報が多数あり、IR資料分析を行った方が短い時間で深く理解できます。
これまで、企業研究イコール企業説明会への出席だと思い込んでしまっていたのなら、ぜひ机上分析を行ってみてください。はるかに効率的かつ効果的に企業研究が進むはずです。
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基盤とした名著
野生の思考とは、眼前の事象を考える際に、その事象と別の事象との間にある関係に注目し、それと類似する関係性を持つ別の事象群を連想しつつ、それらを再構成することです。そして、それらの事象に異なる意味を与え、新しい「構造」を生み出せるとしています。
その思考の枠組みを就活に活用して、構造化しています。その一つが、業界間の取捨選択の基準のための関連を見抜き、定義し、構築する方法論において活用しています。