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A-9 やりたいことが見つからないという人へ

今のあなたにとってのケーキ屋さんが見つかるように

  • 名著の教えから導く就活の本質

    学生の間で「そもそもやりたいことが見つからない。」という会話や、やりたいことが定まっていないまま就職活動を行っている様子がしばしば散見されます。
    この記事を読んでいらっしゃるあなたも、「自分は、本当はどんな仕事をやりたいのだろう、それがはっきり見えてこない。」そういった気持ちを少なからず持っている一人かもしれません。また、就職活動を始めて、様々な企業を見ていけば、自然と見つかってくるものだと考えているのかもしれません。

    しかしながら、なんとなく企業をみていても自分のやりたいことが見つかることは非常に難しいと思います。例え見つかったとしても、たまたまあなたが見た中から相対的に選んでしまっている可能性が高く、その選択が本当にあなたにとってベストなものであると自信をもつことはできないのではないでしょうか。

    なぜ企業説明会を駆けずり回っても本当にやりたい仕事に出会えないのでしょうか?それは、就職活動というもの自体が、人によっては消極的選択であるということが一つの要因であることが考えられます。図を見て、その真意を考えてみましょう。

    コンテンツ図示

    ※マウスオーバーで拡大



    あなたの周りにもこんな人はいましたか?
    ・研究者を志して大学院に進学する人
    ・プロスポーツ選手を志してその道を究めていく人
    ・美容師といった専門的な技術を持った職業を志して大学には進学せず専門学校等へ進んでいった人

    そういった人たちは、やりたいことや自分の人生のゴールが明確であり、多少のリスクや苦労が伴おうとも、これが自分のやりたいことだと思い定め、強い志望によって自ら人生の方向を決める積極的選択を行っていると言えるでしょう。

    それに対し、大学3、4年生になって自己分析・企業分析などを積んで進路を決めていく人は、「自分は絶対にビジネスマンになるのだ」あるいは「絶対に●●の業界あるいは会社に入るのだ」という強い志望によって自ら進路を決める積極的な選択ではない人が多くを占めていると思います。人生の方向に関する自らの強い志望がなく、それを自己分析や企業研究という形で探す必要があるという意味で、消去法的選択をしているといえると思います。

    したがって、そもそも就職活動という選択自体が、多くの人にとっては消去法である、だから自然とやりたいことが出てくる可能性は極めて低い傾向になると言えると思います。




    さらに重要な点は、大学4年生ともなると、その人が認知しているもの(認知範囲)は、社会人のそれと近いところまで広がっています。小学生から大学生にかけて、様々なものに触れ、様々な経験を積んでいくことで、個人の認知範囲は広がり、大きなところでは広がり切ってしまいます。全く想像すらつかないものがあまりなくなってくるという意味です。

    コンテンツ図示

    ※マウスオーバーで拡大



    こどもがなぜ将来の夢が簡単に出てくるのかは、この認知範囲に大きく依拠します。例えば、初めてケーキ屋さんに行って感動したからケーキ屋さんになりたいというようなものです。

    業種や職種の違いはあれども、ビジネスマンという大きなカテゴリーは同じであり、ビジネスマンとは何かについては、両親や先輩の情報等で一定の理解は有しており、子供のころに初めてケーキ屋さんにいったときのような感動は得られない可能性が極めて高いです。そのため、企業を回っているうちに、初めてのケーキ屋さんのように、自分が心を揺さぶられる、行きたい先が見つかることはほぼ皆無といえます。



    では、“やりたいこと”というのは、どこからどうやって見つけてくればいいのでしょうか?
    「社会に出たことがないのだから、どんな仕事が自分に向いているのか、どんな仕事をやりたいのかなんてわかるわけがない!」、だから企業を駆けずり回るしかない!というのが一般的な考え方であると思います。

    しかし、

    答えは自分の中に必ずあります。



    個人の認知範囲が広がると、子供のころのケーキ屋さんには出会えないと説明しました。しかし、逆に言えば、

    自分の認知範囲の中に、すでに今の自分にとってのケーキ屋さんが必ずあります。


    20年ほどの人生を歩んできていれば、

    自分は何に喜び、何に悲しみ、何が好きで、何が嫌いなのか、自分は何が大事なのか、の答えは自分の中に溜まっています。




    ただ、それを言語化して整理できていないだけなのです。必ずあなたの過去の経験の中に“やりたいこと”、また“やりたい仕事に結び付けられる感情や出来事といったファクター”が点在しているはずです。

    すなわち、

    非言語化されてきた自分の価値観を整理し、自分が自身の認知範囲の中から、やりたいことを“見出す”といった気概をもって、過去の自分と向き合う必要があります。

    自分の中にある答えを探すための考え方が、マイストーリーの構築です。そして、具体的な方法については、B章で考えていきましょう。



    子供のころのように、やりたいことや自分の進路決定のヒントは、ある日突然空から降ってくる可能性は低いです。過去の自分と真摯に向き合い、自問自答をひたすら繰り返していくことで、やっと見出すことができるものなのです。

    いまのあなたにとってのケーキ屋さんが見つかるよう、自分自身と向き合ってあげてください。





    次回は、A章の総括として、A章で説明した本質的な思考力の具体的な鍛錬方法をご説明します。



    今回のポイント

    1. そもそも就職活動という選択自体→多くの人にとっては消去法である
    2. 過去の自分と真摯に向き合い、自問自答をひたすら繰り返していくことで、やりたいことを見出すことが必要

  • 基盤とした名著

    人生の意味の心理学

    アドラーの思想は、過去の原因ではなく未来の目的を重視し、人間は自分自身の力で人生を意味づけ変えていくことができるという、ポジティブな人間観に貫かれています。

    自分が人生の意味付けを決めて変えていくことができるからこそ、人生の方向を決める就活において、その意味付けを考える必要があることを示唆してくれます。
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