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明治安田生命

業界大手企業として生保業界をリードする明治安田生命について企業研究を行います。



  • 明治安田生命は、連結子会社を有しているため、グループ連結と明治安田生命単体双方を取り上げます。

    会社概要

    会社概要
    創業 1881年7月9日
    総資産 39兆3,851億円 (2019年9月末現在)
    従業員数 43,550人(2019年9月末現在)


    事業領域
    国内保険事業、海外保険関連事業、資産運用事業




    歴史

    1880年に後の安田生命である共済五百名社が誕生しました。その後明治生命が誕生し、両社は明治初期から激動する時代に対応しつつ120年余の歴史を経て、人々と社会を支え続けてきました。
    そして2004年に明治生命と安田生命は合併し、明治安田生命が誕生しました。2005年に、不適切な保険料不払い等により、2度の業務停止命令・業務改善命令という行政処分が下されることになりますが、2006年から2年にわたり、明治安田生命は社会からの信頼を回復させるべく再生プログラムに取り組みます。再生プログラム完了後、2008年から2014年においては、組織の抜本的改革や新たなマーケット開拓、チャネルや商品の強化にあたりました。そして2014年より、安定的な成長や成長分野への投資等を積極的に行い、現在の業界内地位を確立するに至りました。




    財務分析

    基礎データ
    <グループ>
    売り上げに当たる経常収益、保険料等収入ともに安定して伸びています。グループとしては、日本生命グループや第一生命グループに経常収益で3兆円近い差が開いています。ただし、利益はそれほど差が開いておらず、収益性の高さがうかがえます。
    コンテンツ図示

    ※単位:億円
    ※マウスオーバーで拡大

    <単体>
    特筆すべきは単体です。単体では、経常収益は第一生命に比肩し、利益では第一生命を超え日本生命に並ぶ水準です。単体では、業界二位に浮上します。そのため、経常収益利益率も業界他社と比較し、2-3%高い水準であり、収益性ではトップとなっています。
    コンテンツ図示

    ※単位:億円
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    グループ内保険料等収入

    <グループ>
    本来はセグメント利益を取り上げる項目ですが、セグメントの公表はありません。したがって、主要グループ内企業の保険料等収入に読みかえます。
    圧倒的に明治安田生命単体で、わずかに海外保険が1割占めています。
    コンテンツ図示

    ※単位:億円
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    コンテンツ図示

    ※2018年度
    ※マウスオーバーで拡大




    地域別経常収益

    <グループ>
    公表情報はありません。上記のグループ内企業情報を参考情報としてみると、米州・豪州合わせて3-4%程度の保険料等収入の割合であり、グローバル化はそれほどなされていないと推察されます。


    種類別正味収入保険料

    <単体>
    種目別では、団体が6割を占めており、最もホールセールに強い生命保険会社であることが特徴的です。業界内で圧倒的に個人に強い日本生命、バランスのよい第一生命、圧倒的に団体強い明治安田生命体とそれぞれの特色がでています。
    コンテンツ図示

    ※単位:億円
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    コンテンツ図示

    ※2018年度
    ※マウスオーバーで拡大




    総じて、グループとしてはほかに二社に劣るものの、単体では比肩し、収益性や団体に強みを持っていることがわかります。




    企業ストーリー

    企業ストーリー(ミッション・ビジョン・バリュー)を一つの図にまとめると以下のようになります。
    コンテンツ図示

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    ミッション

    コンテンツ図示

    ※マウスオーバーで拡大

    前身である明治生命、安田生命はともに明治時代初期から、激動の時代の中で、相互扶助の精神の下、社会や人々を支え続けてきました。変化が激しく不確定要素の多いこの時代であるからこそ、これからも変わらず“確かな”安心を提供していくという内容です。100年以上にわたって守り続け受け継いできた企業理念を、今後も守り続けようとする熱い想いが感じ取れます。


    ビジョン

    コンテンツ図示

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    このビジョンからわかるのは、お客様、地域社会、社員、あらゆるステークホルダーを巻き込み、全体的に調和のとれた生命保険会社を実現しようとする姿勢が感じ取れます。


    バリュー

    コンテンツ図示

    ※マウスオーバーで拡大

    お客さま志向や倫理感の徹底は、業界で共通する行動指針です。特徴的な点は、 「挑戦・創造」や「成長」といった創造性に関する表現が使われていることです。


    企業ストーリーで使用される言葉を分類整理すると、下図のように表現することができると思います。
    コンテンツ図示

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    革新とバランスは同じほどに重要と思われます。これらの要素は、明治安田生命にとって相互補完的でもあると思います。革新によって信頼や信用がさらに得られるのであり、また逆に、ステークホルダーへの配慮が入念になされることで革新というものも意味を持つようになるためです。




    中期経営計画

    明治安田生命は、2017年4月より、イノベーション(変革・創造)を興すべく、3か年プログラムである「MYイノベーション2020」に取り組んでいます。

    <全体像>
    成長戦略を基盤にイノベーションを興す、という創造性が中心にある内容です。
    コンテンツ図示

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    方針

    コンテンツ図示

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    お客様志向とコンプライアンスの徹底を前提に、「成長性」「収益性」「健全性」のバランスを取りつつ、企業価値の安定的かつ着実な向上を達成することをあげています。到達目標としては、企業価値の安定的かつ着実な向上という堅実性のあるものと、新たな企業理念の実現というビジョナリーなものの二つが設定されています。そこに至る方針としては、成長戦略とイノベーティブな取り組み(先端技術含む)という創造性が中心となっています。

    業界内他社の中期経営計画コンセプトのコアにあったのは“健全性”、“持続的成長”や“安定的利益”といった比較的自社内で完結する要素でしたが、第一生命が「CONNECT」の対象として目を向けている範囲は多岐にわたり、そこから新しいものを生み出そうとする積極的な姿勢が見られます。

    戦略

    方針に基づき、「経営基盤強化」「成長戦略」「ブランド戦略」という3つの戦略を立てています。成長戦略が中心にあり、ブランド戦略と経営基盤戦略がそれを下支えする構造となっています。基盤形成と組み合わせ国内生保事業の盤石化を図るとともに、イノベーションによる新たな成長ステージへの躍進を図ろうという意図が読み取れます。

    施策

    <成長戦略の施策>
    コンテンツ図示

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    長戦略の中心は、全方位的な改革を行うことにあります。個人・法人営業改革、個人・法人事務サービス改革、資産運用・事務サービス改革と包括的な改革です。その内容は下表の通りです。
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    <経営基盤戦略>
    経営基盤戦略では、外部コンサルタントによる助言やサポートを導入し、徹底的なガバナンス機能の高度化を図るとともに、 ワークエンゲージメントの強化を挙げています。ワークエンゲージメントとは、「一人ひとりが誇りとやりがいを感じながら活き活きとチャレンジングに働く状態」と定義しています。ワークエンゲージメントという概念を考案・定義し、重点項目として設定する点に、創造性を大事にする明治安田生命独自の方向性となっています。

    <ブランド戦略>
    ブランド戦略としては、新たな企業理念の浸透を挙げています。そのために、顧客・地域社会・働く仲間それぞれとの絆を強化していく取り組みを行うとしています。そのうちの一つが、地域社会との絆強化として、Jリーグのクラブに対するスポンサー契約があげられます。


    総じて、明治安田生命は、創造性が高く、需要変化や環境変化への対応速度・適応度が業界内でも極めて高いと思われます。歴史の長い大企業であり、ビジネスモデルの構造上堅実性や安定性が重要である業界の中で、中期経営計画でイノベーションという言葉を用いて変革に取り組む柔軟性は、業界内でも随一だと思われます。




    求める人物像の推察

    求める人物像

    企業ストーリー、歴史、財務分析、中期経営計画から、明治安田生命がもつコア的要素は「革新」や「バランス」といったものでした。
    それらの要素を統合すると、求める人物像は「変化や置かれている状況を俯瞰し的確にとらえた上で、そこから一歩前進できる革新的な策を講じ、バランス・調和を保ちつつ実行しやり遂げる人物」です。

    今年度の新卒採用において、求める資質にあげられていたのも以下の4要素であり、上記の通り、企業研究から導出したイメージと同様です。
    コンテンツ図示

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    キーワード

    コンテンツ図示

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  • まとめ

    企業理解イメージ図
    これまでの概要、歴史、財務分析(ビジネスモデル)、中期経営計画、企業ストーリーを構造化し、イメージ図に落とし込むと下図のようになります。
    コンテンツ図示

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    明治安田生命は、大手、積極的、強力な営業といったイメージだと思います。このイメージを分解すると、圧倒的な革新性とバランス力、次いで情熱といった要素に分けられると思います。創造・挑戦、確かな安心いったものがキーワードとなっています。

    なぜこのキーワードになっているかというと、
    ① 行政処分による再生時期を乗り越えた歴史
    ② 挑戦と創造という指針に基づき、ホールセールの強さと収益性という独自の強みを構築している事業構造
    ③ さらなるイノベーションに向けて積極的な姿勢を見せている将来計画
    といった理由からです。

    そのような歴史・現在・未来となっているのは、企業ストーリーが、確かな安心をいつまでも提供するために、人に一番やさしい生命保険会社になろうという堅実さと創造性が中心となっているからです。


    業界内での志望理由

    企業分解イメージ図を踏まえ、現在・未来・企業ストーリーの3階層を焦点に、業界内で同社を志望すべき理由を考えます。


    1.ホールセールに強く、収益性が高いという独自の強み


    (現在=財務状況から)明治安田生命は、ホールセールが個人よりも多いという独自のポートフォリオとなっています。それが故に収益性も高く、高付加価値高単価な業務を行っていることが推察されます。

    2.創造的な方向性を示す将来計画


    (未来=中期経営計画から)各種改革による成長戦略とイノベーティブな取り組みという創造的な中期経営計画が特徴です。

    3.堅実性と創造性のバランスが取れた企業風土


    (企業ストーリー・未来・現在から)堅実性と高潔性がありながらも、業界内でもっとも創造的で自由闊達な企業ストーリー・中期経営計画であり、生命保険業界という堅実性が重要な業界としては独自の企業風土。





    宿題:各社のHP、IR資料、中期経営計画を熟読し、理解を深めましょう。



    【出典】:2019年12月同社HP、2019年12月まで発表の同社決算短信、中期経営計画、その他同社公表資料

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