業界内比較
電機メーカー
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業界内比較を行い、さらに各社の違いを洗い出します。企業ストーリー
企業ストーリーの比較は下表のとおりです。
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企業ストーリーとあなたのマイストーリーとの合致が非常に重要ですので、最初にこの部分で確認をし、暫定的に志望の優先順位をつけます。企業のコアとあなたのコアが合致しているか、どの程度合致しているかの確認です。※マウスオーバーで拡大
より理解しやすいように、企業ストーリーに含まれる要素を、バランス・情熱・創造性の3つに分類し、各社の違いを表しました。平たく表現したものでありますが、企業ストーリーから導き出される企業姿勢も、あなたのマイストーリーと合致するかを確認すべき項目です。※マウスオーバーで拡大
企業ストーリーから、各企業をマッピングすると以下のイメージになると思います。
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財務比較
つぎに財務比較を行い、直近の過去の事業活動からあなたのマイストーリーと合致するか、より具体的に注力している事業やビジネスモデルなどから、あなたのバリューや成長条件を合致するかを確認します。
売上高(億円)
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純利益(億円)
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売上高利益率
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部門別収益(百万円)
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※全体:名称を統一するために組み入れ、分割を実施
三菱電機:電子デバイスは高機能部品・素材へ住友商事:資源・化学を按分、メディア・デジタルは生活産業に組み入れ
日立製作所:オートモーティブと建設機械は産業機インフラへ組み入れ
東芝:リテール&プリンティングを高機能部品とリテールに按分
Panasonic:エコソリューションズは及びコネクティッドは情報通信、オートモーティブ&インダストリーは高機能部品に組み入れ
SONY:モバイルをリテール、イメージングと半導体を高機能部品、金融を除くその他をエンターテーメントへ組み入れ
部門別利益の比較から、簡単に整理すると、以下のようにデフォルメされます。
それぞれ事業部門別利益の上げ方に特徴が出ており、各社の企業分析で見た通り、見事に企業ストーリーと一致した部門別利益となっています。※マウスオーバーで拡大
どういう利益の上げ方であれば、マイストーリーの実現に最適化を吟味し、優先順位をつけていきます。
財務分析から、各社をマッピングしたイメージは以下の通りです。
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中期経営計画
企業のコアである企業ストーリー、企業の直近の過去と現在を表す財務にて、マイストーリーとの合致度合いを確認した後は、最後に目指している未来について、マイストーリーと合致するかを確認します。
そのためには中期経営計画で比較します。中期経営計画の比較は以下の通りです。※マウスオーバーで拡大
図下部に一言でいえば何を目指しているのかを、中期経営計画で使用されている用語を用いて表現しました。この方向性とあなたのマイストーリーが合致するかで志望の優先順位を分けることができます。※マウスオーバーで拡大
中期経営計画を、各社マッピングさせたイメージ図は以下の通りです。※マウスオーバーで拡大
求められる人物像
ここまでで、コア・過去と現在・未来の企業とマイストーリーの合致度合いによって、志望の優先順位をつけるための材料が揃いました。この段階で志望の優先順位を付けたうえで、最後に適正による優先順位を確認します。
あなたがマイストーリーの中で、これまで培ってきた心と素養、それを培った経験に対して、求める人材像とどの程度合致しているか、によって適正を確認します。
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まとめ:電機メーカーの本質
企業ストーリーという変わることのないコアの部分、財務分析でわかる直近の過去と現在の事業活動、そして未来を描く中期経営計画をしっかり比較分析することによって、各社が実はこれほど異なることがわかります。
この分析をせずに、面接のためのその場しのぎでOB訪問を行い、面接では「OB訪問で会った社員に惹かれ志望した」などという本質的ではない理由が見受けられますが、企業の面接官は見抜いています。本質的な理解が及んでいないことを逆に証明することになり却ってマイナスです。
そして、本質的な理解が及んでいないため、ミスマッチの可能性が排除できないこと、自分の人生と深くマッチしている実感が持てないので、入社後のモチベーションに影響を及ぼします。そのような状況にならぬよう、業界内比較分析をしっかり行い、各社の違いについて本質的な理解をしましょう。
実際に自分の目で、各社のHP、IR資料、中期経営計画を熟読し、理解を深めてください。
宿題:各社のHP、IR資料、中期経営計画を熟読し、理解を深めましょう。
【出典】:2019年12月同社HP、2019年12月まで発表の各社決算短信、中期経営計画、その他同社公表資料